「上司に嫌われたかもしれない…」「自分は悪くないのにどうして・・」と、やるせなさやストレスを感じることはないでしょうか。考えれば考えるほど、仕事に集中できなくなりますよね。
上司に嫌われたと思い「自分はどれだけ頑張っても出世できないのではないか、クビになるのではないか・・」と不安に感じている人もいるかもしれません。
このように、上司との関係に不安を感じる方は多いと言われています。
実は、上司も部下との関係に悩んでいるのです。編集部が実施した【部下を持つ男女100人を対象にしたアンケート】によると、「職場に、嫌いだ、苦手だと感じる部下がいる」と答えた人は、意外にも37%にのぼりました。この数字からわかるように、上司も部下との人間関係に悩んでいることが多いのです。
調査期間:2024/8/31~2024/9/5
調査人数:20~50代の有職者男女 100名 調査方法:アンケート調査ツール「Freeazy」「ランサーズ」による調査 |
ネット上には「職場に好き嫌いを持ち込む上司、特定の部下に不安を抱かせる上司は無能」といった意見もあります。しかし、上司もあなたと同じ人間であり、感情があり、今の行動に至っている明確な理由があります。あなたの上司も、あなたに対する内に秘めた思いがあり、実はその根本的な原因は、あなたの言動にあるのかもしれません。
上司とぎくしゃくしてさらにストレスをため込む前に、早期に適切な対処をしましょう。野放しにすると、あなたの頑張りや成果を見逃され、正当に評価してもらえなくなるリスクも高まります。
あなたには何の問題もないのに、一方的に嫌がらせやハラスメントを受けている場合は、特に慎重に対処する必要があるのです。
この記事では、「嫌いな部下に対して上司がとる具体的な行動」のアンケート結果について、リアルな声とともに解説します。まずは、あなたが本当に上司から嫌われているのかを確かめることから始めてみてください。
上司との関係を改善するための具体的な方法や、改善しない場合の対処法についても紹介します。職場でのストレスを軽減し、キャリアアップを成功させるためにもぜひ最後までご覧ください。
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目 次
結論「上司に嫌われたかもしれない」と今以上に悩む必要はない
「上司に嫌われた…」と悩む必要はありません。
職場は対価を得るかわりに、自分の役割をしっかりこなすことを目的にすべき場所です。上司と仲良くあることは、あくまでも先に述べた目的を達成するための手段でしかないからです。
そのため、上司に嫌われたかどうかよりも、自分のやるべきことができているかだけを考えて行動します。上司との関係値は、単なる副産物だと割り切って考えましょう。つまり、あなたが本来向き合うべきは上司ではなく、目の前のタスクのクオリティや、それをこなしていく自分自身の環境や進め方をどう整えるかです。
人の好き嫌いは業務に関係なく、価値観が異なる他人の感情もコントロールできないため、気にしないことが大切です。
とはいえ、自分の評価者である上司から嫌われるのは、気持ちが良いものではありません。熱心に業務と向き合っても、それを正当に評価してもらえないリスクもあると考えると、なおさら解決したいものです。
すでに上司との関係が業務に悪影響を及ぼしている場合「辞めたい」と考えているかもしれません。
次項では、上司から嫌われているサインについて詳しく解説します。割り切って考えられないという方は、このまま読み進めてみてください。上司と良好な関係が築けており、余計な精神的負荷がない状態で業務に取り組めるのであれば、それに越したことはないのですから。
「上司に嫌われたかもしれない」と感じるなら要チェック!上司が嫌いな部下に対してとる行動
「職場に嫌い、苦手と感じる部下がいるか」という質問に対し、YESと答えた方を対象に「嫌いな部下に対して、実際にどのような行動をとったのか」を聞いてみました。
その中でも多かったエピソードをまとめましたので、自分に対する上司の行動で当てはまるものがないかをチェックしてみましょう。
- コミュニケーション頻度の減少
- 評価やフィードバックが激しい
- 任せる業務量の減少・重要業務からの除外
- 業務の質や成果に対する不満
さらに上司の感情を深堀りしたい方は、「部下を嫌いになる主な理由【アンケート結果】」をお読みください。
コミュニケーション頻度の減少
上司がオフィスで他の同僚とは頻繁に話をしているのに、自分にはあまり声をかけてくれない…。また、メールやメッセージに対する返信が遅く、自分には必要最低限の対応しかされていない…。このように、コミュニケーションの頻度が少ないと感じたことはありませんか?
コミュニケーション頻度が減少する理由は、上司があなたのことを嫌いだという理由ではないかもしれません。単に物理的な距離の問題(デスクの距離感やリモートワークなど)や、担当業務との兼ね合い(双方が進行中の業務との関連性が低いなど)である可能性も…。
まずは、本当に自分だけコミュニケーション頻度が少ないのかを探るために、勇気を出して積極的に話しかけてみましょう。上司があなたとのコミュニケーション頻度を意図的に減らそうとしていなければ、あなたから話しかけるといつもと変わらない反応をしてくれるはずです。
複数人の部下を持つ上司の場合「個」ではなく「和」を重視するスタイルなのかもしれません。この場合、チーム間でのコミュニケーションは円滑でも「個」としてのコミュニケ―ションは少ないと感じることもあるでしょう。また、上司の直下に情報収集役や緩衝材ポジションのメンバーがおり、コミュニケーションはその人に一任しているケースもあります。
自分自身の行動の見直しかたについては、「上司との関係を改善するための方法」の項目でもくわしく解説します。
評価やフィードバックが厳しい
上司の評価やフィードバックが厳しく、態度が冷たいと感じる場合、上司があなたに対して「期待に応えていない」と感じているからかもしれません。
以下は上司が部下に対してネガティブな評価をしがちな代表例です。思い当たる節はないでしょうか?
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部下であるあなたの成長をきちんと考えている上司であれば、何も説明せずにただ冷たい態度を取ることはないでしょう。フィードバックの際、厳しい評価をせざるを得ない明確な理由も添えていたのに、上司の態度が際立って見えてしまい、是正すべき事柄から目をそらしてしまっている…なんてことはないでしょうか?
まずは自分の行動や業務のパフォーマンスを振り返り、客観的に評価をしてみてください。その上で、あらためて上司に具体的なフィードバックを求めるとともに、自分がどのように改善すれば良いかを聞き出してみましょう。
冷たい態度や厳しいフィードバックは辛いものですが、それを乗り越えられるかどうかで、あなたの成長とキャリアの発展に大きな差が生じることも事実です。
前向きに取り組む姿勢を示して上司との関係を改善すると、より充実した職場環境が築けるでしょう。
パワハラが長期化する場合は、上司の上司や人事への相談も検討しましょう。社内での解決が難しいと思った場合は、都道府県の労働局に設置されている「総合労働相談コーナー」への相談も効果的です。
【関連記事】パワハラに該当する状況は?起こる原因や対処法・注意点などを徹底解説
任せる業務量の減少・重要業務からの除外
以前と比べて、上司から任される業務の量が明らかに少なくなった場合、上司があなたに対してネガティブな感情を抱いているサインかもしれません。上司が部下に任せる仕事の量は、その部下に対する信頼度や評価を反映していると言っても過言ではありません。
つまり、仕事の量が減る=部下に対する期待が低下していると考えられます。例えば、以前は重要なプロジェクトの一部を担当していたのに、最近はルーチンワークや単純なタスクばかりを任されている…といったことはないでしょうか?
また、重要度の高い業務から担当を外された場合や、会議や重要な打ち合わせにも呼ばれなくなるなどの変化があった場合も、上司があなたに対して不信感を抱いているか、あなたの能力に疑問を持っている可能性があります。
「任せてもらえる仕事の量が少なくなった」あるいは「重要な業務を任せてもらえなくなった」と感じた場合は、直近で上司の期待を裏切っていなかったかを振り返り、それを改善するための行動をとるようにしましょう。
「なぜその業務を自分に振ってもらえないのか?」と感情的に上司にぶつかっても生産的ではありません。まずは、日常のささいなことも含めて、上司にオープンなコミュニケーションを試み、自分が任されている業務に関してフィードバックを積極的に求めましょう。
上司と部下に限らず、人との関係性は「信頼の積み重ね」で構築されます。信頼ポイントを1つ積んでも、些細なことで信頼ポイントが5つダウンしてしまうケースもあるでしょう。成果を上げなければならない「職場」では、この信頼ポイントが良くも悪くも反映されやすいのです。
ビジネス視点の上司は、生産性を鑑みて合理的な判断を下すでしょう。しかし、そのような上司は正当性のある判断をする場合が多いと言われています。そのため、あなたの行動がしっかりと評価され、信頼回復が早い傾向にあります。腐らずに、一歩一歩着実に信頼ポイントを積んでいくことが大切です。
【参考記事】会社から評価されないのはなぜ?その理由や転職すべきか迷った際の対処法
業務の質や成果に対する不満
多くの上司は部下に対して一定の期待を持っています。しかし、その期待に達しない場合は、不満が生じやすいと言われています。例えば、あなたが「プロジェクトの進捗を遅延させた」「トラブルを発生させた」「ミスを頻発させた」「提出物の質がいつも悪い」などのケースです。
トラブルが発生した際、部内で解決できるものならまだしも、他部署の人間や取引先へ迷惑をかけてしまう場合、部下の業務遂行能力に疑念を抱き、わかりやすく不満を口にするはずです。
上司の不満について、以下の言動が主な例として挙げられます。
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「なぜ」というニュアンスが含まれている場合、上司が「トラブルの原因を突き止めてあなたを正したい」と考えているからこその発言です。「これからはしっかりと期待に応えてほしい」というメッセージであると素直に受け取りましょう。
業務改善に注力しつつ、責任を持って取り組むと、いずれは上司の不満の言葉が労いの言葉に変わるはずです。つまりは、あなたにはまだチャンスが与えられており、上司の期待がゼロになってしまったわけではないのです。
もともとはあなたの心にダメージを浴びせるような言葉をかけてくる上司ではなかったのに、今は暴言モンスターと化してしまった…という場合は、あなたの日頃の行いが悪いせいで、上司からの期待がマイナスになってしまった可能性が考えられます。
しかし、業務上の不満ではなく、個人の感情に任せた不満を必要以上に浴びせる行為は好ましくありません。自分自身の行動を振り返りながらも、上司に態度を改善してもらうために上司の上司や、人事など信頼をおける第三者へ相談しましょう。
【関連記事】パワハラの相談はどこにすればいい? 各窓口の役割や解決までの流れを解説
部下に対して不手際を指摘したり、再発防止のためにきつく叱ったりといったことも、上司の仕事の1つなのです。これらの発言は、あなたにとっては当然おもしろくないものでしょう。
業務の質や成果を高めるためには、なぜその業務が必要でいつまでにやらなければならないのか、その業務において上司が何をもっとも重要視しているのかなどを把握することが大切です。その上で、自分の業務プロセスを見直し、改善の余地を探ると良いでしょう。
上司も人間!?部下を嫌いになる主な理由【WEBアンケート結果】
上司も人間であり、部下を嫌いになる理由がいくつか存在します。ここでは、上司が部下を嫌いになる代表的な理由をアンケート結果も添えて紹介します。
ほう・れん・そう(報告・連絡・相談)がなく、コミュニケーションを軽視する
ある大きなプロジェクトを任せたとき、都度進捗状況を報告するように伝えたが、独断と偏見で進めていたため大惨事になった。このことについて、報告・連絡・相談の大切さや、ミスを挽回するよう、その後のクレーム処理まで任せたが、「上司の責任」という態度をとってきた。この一件があり、おそらく自分のことを嫌いになり、同期の人間にありもしないうわさ話などを流していた。それ以降、あいさつなどの基本的なこともおろそかになっている。
私と同じ製造部に所属している部下が何の連絡もしないで欠勤したので人手が足りなくて、年末の忙しい時期なのに生産効率が大きく落ちました。 電話で何度も連絡を入れても電源を切っているので全くつながりませんでしたし、部下の素行が悪いのは上司の私にも原因があるとして、製造部の部長から叱責を受けました。後日、部下に問いただしてみた所、無断欠勤した部下はインフルエンザで寝込んでいたとの事でした。理不尽な思いをして最悪の年末でした。
当社取り扱い製品の在庫についている、商品札の価格改定作業をしなくてはいけなかった。チームで分担しそのなかのメンバーにそれぞれ作業を依頼したのだが、いつになってもその件についての話がなく、こちらからどのくらい進んだか?と問わなくてはいけなかった。大した作業ではないので、数日で完了し次のタスク処理に進みたかったのだがすこし対応が遅れる事になった。こちらから聞かずとも言ってくれれば早く終えられたが、そういった部下と思い今後は接していこうと思った。
「ほう・れん・そう(報告・連絡・相談)」は、上司と部下の協力を円滑に進めるために欠かせない要素です。このようなコミュニケーションを軽視すると、上司だけでなく、上司を介した他部署などとも連携が失われ、業務が滞ってしまいます。
例えば、プロジェクトの進行状況を上司に報告せず、後になってトラブルが発覚した場合、その影響は上司だけでなく、チーム全体や取引先にまで及ぶかもしれません。
また、人間には「単純接触効果(ザイオンス効果)」という心理的効果があることも頭の片隅に入れておくと良いでしょう。これは「接触回数が増えるほど、その接触した人間やものに対する好感度が高まる」という効果です。
上司と部下間の業務上の連絡や些細な日常会話もこの「接触」に該当するため、「上司と会話をする人ほど上司に気に入られやすい」傾向があります。
上司のご機嫌とりをすることに抵抗を感じて「自分はそんなダサいことしたくない」「あの上司と無駄話はしたくない」と思われる方もいるでしょう。
もちろん、必要以上に擦り寄る必要はありません。しかし、上司との対話に限らず「職場においてコミュ二ケーションの本音度が高いほど仕事の満足度やパフォーマンスが向上する」という調査結果もあるため、コミュニケーションは大切軽視です。
【引用】職場での対話に関する定量調査(pdf)
単純な業務や指示した業務しかできない・業務を覚えない
新入社員に仕事でやることと覚えることを指示していたことがありますが、教えたことをなかなか覚えてくれず困ったことがある。 何度も言いたくないけど言わなければならないから言うと、顔に出して文句を言いたそうな顔をしたりしました。 それでも仕事だから教えなければならず、あの時は本当に精神的に辛かったです。 仕事だと自分の勝手でやり方を変えるわけにもいかず、内心部下に辞めて行ってほしいと思ったくらいです。 一人で悩んでいた時は本当に辛かったです。
教えて忘れるのは仕方がないが、何回も同じことを説明しても全然、覚えてくれない。覚えてくれないならメモをするなどしてくれれば良いが、メモをとっている様子もない。他の先輩に教えてもらったかきかれた時に教わってないと言っていて、私が教えてないことみたいになった。そうなると、教えていない私が悪いという雰囲気になってしまうけど、私も反論できないので謝るしかない。わざとなのか覚えられないタイプなのか分からないのでそんなに強く言うこともできない。
簡単な業務ではあるが手順がいくつか必要な業務をお願いしたときにはいはいと聞くだけでメモを取らずその後何回も同じ手順のところでつまってはどうやるんですかねと聞いてくる。別に紙のメモを取れと言っているわけではなく、写真や動画でもいいからやってごらんと伝えてもなかなかそれの真意が理解できず、行動に起こすまで時間がかなりかかってしまった。 直属の上司には普段からきちんとした態度をとるが自分が知らない社内で役職が高い人に対して急にタメ口をきいてしまう。
「単純な作業しかできない」「言われたことしかできない」場合、成長スピードが遅いため、結果を出すまでに時間がかかります。また、指示された業務しかできない部下の場合、上司は細かい指示を頻繁に出す必要があり、管理負担が増加するでしょう。
「手のかかる部下ほどかわいい」という声もありますが、それはあくまでも自己成長意欲がある部下だけです。上司も自身の業務をこなしながら部下を見ているため、自分が部下をレクチャーしたりサポートしたりする時間的コストとパフォーマンスが見合うかは必ず考えています。
「どれだけ関わっても成長が見られない=自分の時間の価値が下がる」ため、そのような部下に対してはネガティブな感情を持ってしまうのです。
上司の期待に応えられず信頼が得られない事態を避けるためには、資料作成やデータ入力などの定型業務を指示通りに行うだけではなく、上司に新しいアイデアを共有したり、より効率的な方法を提案してみたりすると効果的です。
自分は現状のままで満足していないとアピ―ルをするだけでも、上司のあなたに対する印象は変わるでしょう。
結果にコミットしない|向上心がなく怠惰である
私も他の社員も大量に仕事をこなしているので、まだ経験は浅いですが、その部下にやや期日がタイト目の仕事をお願いしました。少し嫌な顔をされましたが、こういった経験を積んで、みんな仕事をこなせるようになるので、その仕事をお願いしました。まずはヤル気を出してほしいのですが、そもそもヤル気を出させるのも私の仕事なんでしょうか?という疑問が湧きます。仕事のモチベーションは各自でお願いしたいところです。結局その仕事の納品前に欠勤したりで、他の方にお願いしました。
この春から部下という立場になった19歳の新入社員がいるが、最初は真面目に働いていたものの、少し慣れてきた頃から仕事をサボるようになり、挙げ句終わらないから手伝ってほしい、人を増やしてほしい等不満を言うようになった。サボり方も、堂々とではなく誰かと一緒のときは真面目に働いているように見えるが、トイレに行く回数が明らかに多い、一人の時間になると明らかに仕事が進んでいない、というサボり方なので、指摘するのも難しく、対応に困っている。
頻繁にではなく時々忙しくなり残業をするような感じの職場です。1年ぐらい前に入社した部下がいるのですが、その部下が今まで一度も残業をしたことがありません。ご家族の介護や病院へ行く、体調不良など特別な事情があるなら仕方がないと思いますが、その部下に残業をできない理由を聞くと「友達と飲み会があるので!すみません」と言うので驚きます。他の人はみんな残業しているのに、「お先に!」と笑顔で去っていく姿にストレスを感じています。
会社は成果を重視し、業務の進捗や改善を期待しているため、そこに時間や労力をかける従業員に給料という形で対価を支払っています。
労働契約を結んでいるにも関わらず「従業員が業務目標を達成しようとしない」「自ら学びやスキルアップ向上心がない」といった怠惰な態度で労働の義務を果たさない場合、上司からネガティブな印象を持たれる恐れがあるのです。
また、このような態度はチーム全体のモチベーションを下げることにもつながります。チームの士気を高めていくことも上司の業務の1つです。それに対してマイナスになるアクションを取る部下がいる場合、相対的な評価は下がる一方でしょう。
上司に好かれるためには、責任を持って業務に臨むことが重要です。営業なら売上、マーケターなら集客数など、明確な目標を設定し、その達成に向けて努力します。それにより、上司からの信頼を得るだけでなく、自身の成長にもつながります。
はじめから難易度の高い目標をセットしても、自身の首を絞めてモチベ―ションがダウンするかもしれません。営業ならコール件数、マーケターなら集客用コンテンツ数のように、まずは「行動数値」を目標にするのも有効です。
まずは、少し手を伸ばせば届く目標からスタートしましょう。そして、徐々に目標の難易度を高めていき、その過程の中で積極的にフィードバックを求めていくのがおすすめです。
他責思考である
内部統制の一環でITセキュリティの強化として、機密情報(顧客、個人、取引・経営データ等)を含むシステムの閲覧、編集、ダウンロード権限の整理を行って欲しいと指示をした所、部下から『指示の意味が分からないから具体的に記載して欲しい』という返信がありました。本件、ITマネージャーに対する指示であり、これらの指示を受ければ何をどうすればいいかはある程度は簡単に憶測が出来るものの、自分で考えることを放棄して私に対してどうしたらいいのか手取り足取り聞きたいという態度にストレスを感じました。
最初は謙虚にしていたが、シフトの事で上司と頻繁にやり取りするようになってから、他の事でも何かあるとすぐに連絡するようになり、今では完全に上司が味方と言う感じで人のミスをとにかく攻め立てる。しかし、自分のミスは言い訳ばかりで認めようとしないので職場内の雰囲気はとても悪い。あまりに嫌な空気が流れ始めていたので私は上司に相談してみたが、その部下は不安がっているだけと言い、話にならず。結局、他の職員も全員その部下には必要以上に関わると上司に何を言われるかわからないので、半分無視みたいな事をし始めている。
こちらは先輩であるのに関わらず、きつい口調で指摘をする部下でした。できていないことは誰にでもあるのに、自分のことは棚に上げて、こちらのミスばかりを上司に報告したりと辛い経験をしました。それでもなるべく態度に出さないようにしていたのに、毎回顔をあわせる度に嫌味を言われていたので、もう会いたくないと思うようになりました。もう仕事にいきたくないと思うようになりました。上司への報告会でもわざとこちらが不利になるような報告をされました。
ミスや失敗を他人のせいにばかりしていると、それを見た上司は「問題解決に取り組む姿勢や、成長につなげていく姿勢がみられない」と感じるでしょう。このような他責思考はチームの協力を阻害するため、改善が見られない場合は容赦のない評価をされがちです。
例えば、プロジェクトの遅延が発生した際に「チームメンバーの〇〇さんが協力してくれなかったからだ」と言いった経験や、取引先からクレームが入った際に「こちらの説明を十分に理解してくれなかったからだ」などと言い訳をした経験はないでしょうか。
上司から好かれる部下は問題が発生した際に、まず自分自身の行動を振り返り、どこに改善の余地があったのかを分析します。そして、具体的な改善策を実行に移して信頼ポイントを積み上げていきます。
物事がうまく行かなかった場合、自らの行動から原因を探す思考を「自己責任思考」や「自己反省思考」と言います。組織の中に「自己責任思考」や「自己反省思考」を持つ人が一人でもいると「他責思考」を持つ人の評価は相対的に下がります。思考と行動を変えると結果や評価も変わるため、心あたりのある方は「自己責任思考」や「自己反省思考」に切り替えていきましょう。
とはいえ「自分のせいで」と必要以上にネガティブに考えるのではなく、自分自身の行動や判断が問題に対してどのような影響を与えたか、1つずつ考える癖をつけることから始めていきましょう。考える癖がついたら、自分の責任範囲を明確にし、その範囲での問題解決に注力してみてください。
有名な心理学者のアルフレッド・アドラーは「過去と他人は変えられないが、自分と未来は変えることができる」という言葉を残しています。あなたの上司は「あれ、なんかあいつ変わったな」と、思考や行動の変化に気づいてくれるはずです。
愚痴や不平不満が多い
中途採用で入社した40代の女性だが、日頃から会社や同僚に対する悪口や不平不満が多い。週1回の定例ミーティングで、意見を求めると会社や同僚に対する悪口や不平不満を延々と述べることに終始する。また、定例ミーティングで同じ部署のメンバーが発言すると、多くの場合、発言者の意見を頭から否定し、自分の意見を淡々と述べる。それによってメンバーが発言しにくくなり、定例ミーティングが活気のないものになってしまっている。
基本は明るくて話しやすく、仕事が早く周りのことによく気がつく部下です。が、毎日毎日愚痴をこぼすので、聞く側としてはストレスを感じています。仕事のことに関して、あの人の仕事が遅いや、あの人の仕事が丁寧でないといった愚痴ならまだ正論だし仕事に熱心が故に思ってしまうのか、と少し気持ちはわかります。ただその愚痴の度を越えて、同僚のあの人の食べ方が汚いや、取引先の方の容姿を馬鹿にすような発言も多く、それは間違っているといつも思っています。
20代の部下について、口を開けばお客(利用者様)の悪口やクレームばかり言ってきます。チーム内での顧客の情報共有は大切なことですので、些細な出来事を具体的に話すことも多いのですが、特に中高年の男性顧客に対しての悪口は絶えません。わがまま、頑固者、融通が利かないといったこと以外にも、身体的なこと(デブ、禿げなど)を耳にすることも。悪口を言われている顧客本人は気付いていないものの、いつも邪険に扱われている人のことを想うと残念に思い、「この部下苦手だな・・・」と思ってしまいます。
愚痴や不平不満を頻繁に口にする部下が好きな上司は、世の中には一人もいないと言っても過言ではないでしょう。上司は部下からの建設的な意見を求めているのに、愚痴や不平不満ばかりだと生産性がないだけでなく、職場の士気が下がるため、業務効率も低下します。
例えば、新しいプロジェクトが発案された際「このプロジェクトは無理だ」「どうせうまくいかない」「面倒そうだ」などの発言を繰り返すと、モチベーションの高いチームメンバーのやる気を削ぐことになりかねません。
また「最近、業務量は多いのに給料が上がらない」「なんで自分がこれをしないといけないのか」などとボヤいてしまった経験はないでしょうか。このようなネガティブな発言は、チーム全体や会社全体の雰囲気を悪化させる原因になります。心当たりがある場合、今後はネガティブな発言を控えましょう。
逆に、具体的な問題点を指摘して改善策を提案するメンバーは、上司や他の意欲の高いメンバーからも好感を持たれます。「口は災いのもと」と肝に銘じ、とにかく上司や職場関係者の前では、愚痴や不平不満は口に出さない方がよいでしょう。
自分の好きなことを仕事にした場合であっても、困難な状況は必ず発生します。どのような状況下であっても、前向きに対応している人とそうでない人では、周囲からのサポートや姿勢に対する評価、結果が変わります。
【最悪】虚偽の報告や周囲に迷惑をかける行動が多い
書類など作成する際に「きちんとダブルチェックして」と指示しても、1回軽く目を通すだけで提出する。当然、ミスだらけなのだが、それを指摘しても「気付かなかった」「ちゃんとチェックしたんですが」と平然とウソをつく。よく観察してみると、書類に目を通すどころか、いかにも目を通すフリをするという「偽装」までやっている。しかしながら、これで表面的な人当たりは良くて、周囲の人(特にお偉い方)を上手く騙して取り入ってしまうからタチが悪い。高校、大学も全て推薦入試らしく、学生時代からずっとこんな感じで世渡りしてきたのだろうと思う。
私はメカ屋です。自動機の制御をおこなうシーケンサーのプログラム作成を部下にできるか確認しました。「何の問題もありません。任せて下さい」と回答がありました。部下を信じてまかせましたが、結果は散々でした。よくよく話を聞くと「自分は実力があるので出来る」と思っていたそうです。学生時代は成績上位だったとかくだらないプライドがあることが垣間見えました。今では働き方改革だとかパワハラだと言って修羅場を経験できない事が原因であるとすぐに分かりました。ゆとり世代とかZ世代とかそんな言葉でくくることに違和感を感じます。お金をもらうならそれなりの覚悟が必要だと思います。こんな事を言っているから昭和はなんて言われるのですかね。
書類の提出がほぼ毎回締め切りを過ぎており、声をかけるたびに「分かりました」と言うのが、改善されない。挙句の果てに、さらに自分よりも下の社員に自分の仕事をやらせようとしており、その社員から相談を受けて、そのことを指摘しても「分かりました」としか言わない。自分達の前では大人しいが、下の社員には横柄な態度をとっており、そのことも改善されない。自分の勤めている職場は慢性的な人手不足ということと、その社員は社長の知り合いの子どもだということもあり、自分は解雇されないと思っている様子で、それも周囲の反感をかっている。
上司に嫌われる最悪の行動の1つは「虚偽の報告」や「そのせいで周囲に迷惑をかける行動が改善されないこと」です。このような行動はチーム全体の業務効率や職場の雰囲気を悪化させ、結果として部下自身のみならず、同僚や上司にも大きな負担をかけるからです。
例えば、納期に間に合っていないのに「大丈夫です」と回答したり、クライアントへ返信をしていないのにしたことにしたり、実態とは異なる売上を報告したりすることなどがこれに該当します。
業務報告で事実を偽ると、業務実績や進捗が正確に反映できません。その結果、プロジェクトや業務の質に悪影響を与え、チーム全体に混乱を引き起こします。トラブルが起きた後も、問題の根本原因を正確に把握できず、適切な対策を講じるのが困難となるため、業務改善が遅れるかもしれません。
職場の健全性を保つうえで意図して周囲に迷惑をかける行動も、もちろん論外です。度重なる問題行動は、誠実さや信用を失うことに直結します。信頼を失うと、上司や同僚からのフォローが難しくなり、業務上の支障が出るかもしれません。
上司にとってもマネジメントの負担が増え、職場全体のモチベーション低下や成果ダウンに直結する負のスパイラルが生まれます。そのため、プロ意識が高い上司ほど嫌悪感を抱くようになるでしょう。
上司に嫌われた時の対処法|関係を改善するためには
ここでは自己分析から上司とのコミュニケ―ションの取り方まで、具体的に解説します。職場での時間がストレスにならないよう、ぜひ参考にしてください。
【重要】まずは自己分析と反省をする
上司との関係を改善するための第一歩が、自己分析と反省です。「自分が悪いわけではないのに、なぜ自己分析と反省?」と思われる方もいるかもしれません。しかし、あなたの上司は何の理由もなく、一方的にあなたのことを嫌っているのでしょうか?
自分の行動や思考パターンを見直し、自分が上司にどのように映っているのか、どの行動が上司に嫌われる原因となっているのかを、客観的に把握してみましょう。
客観的視点からの自己評価をする
「自分は間違ったことをしていないのに、一方的に上司に嫌われている」と感じる原因の1つは「自己評価と他者評価の乖離」が挙げられます。無自覚のまま上司からの評価が下がらないように、客観的な視点で自身を評価してみましょう。
例えば「こういうことがあったとき、自分はこういう発言をして、こういうアクションを取ったのだけど、受け手の立場だったとしたらどう思う?」このように聞いてみるのが良いでしょう。
また、16Personalitiesやエニアグラムなどの無料診断ツールを活用して、自身の性格の傾向をあらためて把握するのも有効です。さらに、上司の属性も把握できると、あなたの一挙手一投足が肯定的に捉えられているのか、否定的に捉えられているのかが判断しやすくなるかもしれません。
SWOT(スウォット)分析を活用して、自身のプラス面(強みや機会)とマイナス面(弱みや脅威)を実際に書き出すのも効果的です。
行動や言動を振り返る
客観的視点で自己分析できたら、過去の自分の行動や言動を1つずつ振り返ってみましょう。例えば、会議中に発言を避けるような態度を取ったり、指示を無視する行動があったりしたことはないでしょうか。また、ミスした際に謝罪をしなかったといったことはないでしょうか。
上記の行動が上司に対して悪い印象を与えた可能性があります。そして、その行動が今後も積み重なった場合、信頼をさらに失いかねないことを肝に銘じて、行動を改善していきましょう。
自身を振り返る意識が行動として表れ、それが数字や結果につながると、マイナス評価がプラスに変わるはずです。万が一、結果につながらない場合でも、改善しようとする姿勢が上司の目に止まるため、信頼関係が築かれるでしょう。
「最近、意識が変わったか?」などと上司から声をかけてくれることが増え、次第に距離が縮まっていくはずです。あなたの悪い部分を指摘する上司は、良い部分も見てくれるはずですよ。
自発的にコミュニケーションをとる
上司との関係を改善するためには、反省して上司にそれを見てもらうことも大切ですが、自分からオープンなコミュニケーションを取ることも大切です。
コミュニケーションを取るといっても、無駄話をたくさんするのではありません。積極的に業務のフィードバックを求め、コミュニケーションの機会を増やすことが重要です。
積極的にフィードバックを求める
業務の進め方や本質の捉え方に誤りがないか、フィードバックを都度求めましょう。知見や視野が広がって成長につながるだけでなく、上司に対して敬意を払っている姿勢を積極的に見せると、信頼を得やすくなります。
例えば、プロジェクト開始前に「私はこのような認識でいますが、間違いはないですか?」と質問してみたり、プロジェクト終了後に「今回のプロジェクトで改善できる点や、良かった点はありますか?」と具体的に質問してみたりといったことが挙げられます。
上司としても、お互いの認識が合致していたり、進捗状況や課題が見える化できていたりすると、安心して業務が任せられます。上司も人間ですから、自分の助言や指導を素直に受け止めて行動する部下の姿は、かわいく見えるものなのです。
積極的なコミュニケ―ションによって「部下は自ら問題を解決し、成長する意欲がある」と上司が思うと、結果が出なかったとしても「今のまま成長をつなげていけばいつか結果につながるから、めげずに頑張れ!」と力強い言葉をかけてくれることがあるかもしれません。
定期的なコミュニケーションの機会を設ける
仕事の進捗状況や問題点を話し合うための定例会議を週に一度セットしたり、月に1回1on1のランチミーティングをセットしたりして、半ば強制的に定期的なコミュニケーションの機会を設けるのも1つの手段です。コミュニケーションのタイミングを決めると、業務が忙しい場合でも話し合う機会が確実に得られるためです。
「忙しい上司の貴重な時間を奪ってしまうのは気が引けて…余計に上司に嫌われてしまうのでは…」と考える方もいるかもしれません。しかし「部下の成長を促したうえで結果を出させる」のも上司の重要な役割の1つです。進捗報告や課題共有をする場のため、遠慮することはありません。
とはいえ、何の前触れもなく一方的にスケジュールをおさえるのは控えましょう。
また、スケジュールをおさえる前に口頭で要件を軽く伝えてたり、朝一番や昼食後など、上司の頭がクリアな状態の時間帯やストレスが少ない時間帯を選んだりと、最低限の配慮をすると、時間を快く確保できるでしょう。
また、1on1の場では、趣味などのプライベートな話題も交えると、上司との距離感をより縮められるかもしれません。
業務や結果と真摯に向き合い改善行動をとる
業務や結果と真摯に向き合い、改善行動をとることが大切です。上司とコミュニケーションを繰り返しつつ自己分析を行い、業務改善を繰り返しながら結果につなげます。
まずは大きな目標を設定し、その目標を達成するために小さなステップに分解して行動に移していきましょう。
営業職(30代男性)の目標とステップ例
ステップ1:事務業務の効率を上げるために毎日の報告書作成時間を30分短縮する
ステップ2:朝会では進捗報告を5分以内に終わらせる
ステップ3:架電数を倍にするために事務業務の効率を上げる
ステップ4:1ヶ月間で発生するミスを50%減らす
ステップ5:ステップ1~4によってできた時間で架電数を2倍にする
ステップ6:クライアントからの問い合わせには24時間以内に返信する
ステップ7:月ごとの顧客満足度アンケートで、評価を4.0以上に維持しながらアップセルの営業を行う
目標を追う中で、改善行動ができたかを振り返ることも重要です。毎週の進捗を記録するだけでなく、定期的に上司に報告すると、自己改善しながら誠意を込めて業務に取り組んでいる姿勢が示せるでしょう。
新しい業務スキルを習得するために外部セミナーや研修を受講したり、自分の担当範囲を超えてチーム全体の仕事の効率化を図る提案をしたり、新しいプロジェクトの立ち上げに積極的に関与したりすることなども効果的です。
「部下の行動が改善されれば良好な関係を築けるか」という問いに86.5%が「はい」と回答【WEBアンケート結果】
編集部が実施したアンケートでは、現在「職場に、嫌いだ、苦手だと感じる部下がいる」と感じている上司37名のうち「部下の行動が改善されれば、良好な関係を築いていける」と回答した方が32名(86.5%)でした。
ここでは「はい」もしくは「いいえ」と回答した方、それぞれの声や体験談を抜粋して紹介します。
調査期間:2024/8/31~2024/9/5
調査人数:20~50代の有職者男女 37名 調査方法:アンケート調査ツール「Freeazy」「ランサーズ」による調査 |
「はい」と回答した方の声
なるべく感情を表に出さないようにしながら丁寧に根気よく教えています。ただ同じ質問をして来た場合には指摘する時があります。本人の為になるような伝え方をしてなるべく良好な関係を築けるように努力はしています。
まずは、本人がどうしなければいけないのかを感じて、考えて、行動しなければならないと思うのでまだ、見守っている状態です。質問等も、全く無いわけではないのでなかなか難しさは感じていますが、少し待っている状態です。
職場の飲み会など公の場でおばさん扱いされると、私もつい笑ってその場を和ませます。内心で「コノヤロー」と叫んでいますが、笑顔で対応しました。とはいえ、今後のことを考えると若者のカルチャーも理解しておいた方が良いと思うので、今の20代がどんなことに関心があるのか?など積極的にコミュニケーションを図って相手を知る努力を続けています。
良くない点にフォーカスするか良いところとか可能性にフォーカスするかで、話し方や接し方が変わると思っています。同じ仕事をするなら、気持ちよくやりがいを感じて働いて欲しいので、ポジティブな会話になるように心がけています。その中で、ここが良くなったらこうなるぞと、ビジョンを示すようにしています。
なるべく近くで見ながら一緒にやれることはやったり、少しでも不安そうにしていたら自ら聞くようにしております。 こちらからコミュニケーションを取ることで徐々にでも話したいと思ってくれたらいいなと思っています。
決められている期限に間に合わないと思ったならば、エスカレーションするなり、対応状況について都度報告するよう注意はしたが、自分も期限間近に確認したことが悪かったので今後は対応状況を気にかけるようにすると伝えた。
苦手な部下に対しては、感情に左右されず、公平に接することを心がけました。具体的には、仕事の進捗や結果に基づいてフィードバックを行い、個人的な感情を排除してコミュニケーションを取るよう努めました。また、互いの理解を深めるために定期的な1対1のミーティングを設け、部下の意見や考えを聞き入れることで、信頼関係を築く努力をしました。最終的には、冷静に対応することで仕事を円滑に進められるようになりました。
あまり急ぎの作業などは、その部下に指示しないで、やる気のある部下に作業を行うようにしています。またこちらからは積極的に作業の進捗状況なども聞かないようにして、他の部下との扱いの差に対して何か気ずいて改善してくれればと思っています。
喧嘩をすることは無いが、オペレーションの命令以外は無視されることがあるのでいつも注意している。現在は私に問題があるのだろうと考えていて、どう部下とコミュニケーションを取ろうか、距離をどう縮めるか試行錯誤しています。
非常に腹立たしいが、何か指摘してパワハラだと言われて問題になってしまっても困るので、いい顔はしませんがぐっとこらえて受け入れています。ここで激高したり、対立しても、最終的には私が損をすると思うので大人の対応を心掛けています。
チーム内で人間関係が構築できていないことで仕事の質が下がってはならないと思い、私の方からも積極的に話しかける様にしました。無視され続けても、翌日には何事もなかったように笑顔で振るまいましたが内心では泣いていました。相手は部下ですが人生経験は私の方がありますし、仕事で必要なことは語学力だけではありません。まずはランチに誘うなどしてお互いの溝を埋める努力をしました。
「いいえ」と回答した方の声
自分はなるべく態度に出さないようにしていましたが、部下は明らかに自分を避けたり、悪口を周りに言いふらしていたので、会社に居づらいと思うようになりました。このような関係ではやっていけないなと思うようになりました。
今のご時世では叱責すれば「パワハラだ」と騒ぎ立てるのは容易に予想できるので、絶対に怒ったり叱ったりしないようにしている(というか、そうしても無駄だから)。そこで、例えば書類に関しては、こちら側も受け取ったら適当に読んだフリをして「この辺りミスってるんじゃないかな?」とやんわり突き返して、再度作業させる。それを何度か適当に繰り返して、最後だけきちんと読んでミスをこちらで訂正しておく。このように、狡猾さに対しては、狡猾さで返すようにしている。とにかく忍耐が大事。
今考えると悪い事をしたと思っています。徹底的に自分の意見を押し付けました。結果、他の部署に異動することになりました。その後風のうわさで会社を辞めた事を聞きました。お互いにとって最悪な結果になりました。
働く上司に聞いた!「部下からの嬉しい言葉」は? 【社内アンケート結果】
アシロ編集部では、実際に部下を持つチームマネージャー・チームリーダー陣に「部下から言われて嬉しいと感じた言葉」について、社内取材を行いました。なぜ嬉しかったのか、その理由も含めてリアルな声をいくつかご紹介します。これから上司とコミュニケーションをとる際の参考にご覧ください。
「頼りになります!」
信頼関係が構築出来ていると感じる、部下に対して少なからず良い影響を与えられていると感じる。
「了解です!すぐやります!!!!!」
結果を出すためにも、スピード感は大事。急遽依頼したタスクであっても、優先度を上げてすぐやると気持ちよく応じてくれるとこちらも気分がいいし、そこに工数をかけてもらったからにはなんとか結果につなげて、この子の給料アップにもつながれば…という気持ちになる。
「(デザイン相談等をした結果)悩んでいたところが解決しました!」
デザインに行き詰まっていた方の悩みが晴れ、より良いアウトプットを出してくれると嬉しい気持ちになります。自分の期待以上の成果を出してくれることもあるので、成長や頼もしさも感じ、自分もやるぞ!グループを良くするぞ!という気持ちになります。
「〇〇さんが上司だったおかげで今の自分がある、こんな環境で働けて嬉しい」
一緒に出ている面接の中で、部下が応募者の方にこうやって回答してくれてる姿を見た時、心の底から嬉しかったです。これを言ってくださった方の周りに感謝をして働くところも素晴らしいと感じるし、私もより一層良い環境を作っていこう!という気持ちになりました。
「わかりやすく教えてくれて助かりました」
僕が教えたことがちゃんと伝わっていたようで嬉しいと感じた。気軽に相談してもらえる関係性を築けているなと安心した。
それでも上司との関係が改善しない場合の対処法
どれだけ努力しても上司との関係が改善しない場合は、職場環境や自身のストレス軽減を一番に考えて対処しましょう。
以下を参考に、状況に合わせて適切に対処してください。
明らかなハラスメントを受けている場合|メンター・人事部・上級管理職など職場の第三者に相談する
この場合は、上司との1on1では建設的な対話ができる可能性は低いため、おすすめできません。
メンターがいる場合、まずはメンターへ相談をしてみましょう。メンターがいない場合は、人事部や上級管理職と、より高い権限を持つ人への相談を検討してください。アドバイスをくれたり、上司に伝達のうえ自覚を持たせたりと、あなたが職場に適応できるよう、慎重にサポートしてくれるでしょう。
第三者から見てもあなたの上司の行動が悪質だと判断された場合、上司に懲戒処分が下される可能性もあります。また、あなたがリモートワークや異動の希望を出した場合には状況が考慮され、許可されることもあるでしょう。
メンタルが壊れかけている場合|社内のメンタルサポート制度を活用する
上司との関係が原因で業務に支障をきたすほどのストレスを感じている場合、会社が提供する相談窓口やメンタルヘルスサポートシステムを利用することも1つの手段です。
ストレスが蓄積されると、最悪の場合は適応障害やうつ病を発症してしまうかもしれません。
このような事態を防ぐためにも、ストレスを感じた早いタイミングで専門機関のカウンセリングやストレス管理コーチングを受け、精神的な健康を保つようにしてください。
会社があなたの状況を鑑みて「無理はさせられない」と判断した場合は、休職をすすめられるかもしれません。休職で上司との関係が改善されるわけではありませんが、自身の健康を第一に考えて判断しましょう。
転職や退職もひとつの選択|相談するだけでも有効
自分のキャリアや将来の展望をしっかりと考慮したうえで、転職や退職を検討することも1つの選択肢です。新しい環境で、心身の健康やモチベーションが保てるかもしれないからです。
転職や退職を決断する前に、専門の窓口にまず相談しましょう。転職や退職のタイミングは本当に今なのか、自分の市場価値や新しいチャンスについての理解を深められるでしょう。
転職エージェントに相談する
転職エージェントに所属しているアドバイザーは、キャリアに関する専門知識を持っており、ヒアリングから求人紹介、面接対策まで、転職希望者の活動を幅広くサポートしてくれます。
「上司との関係が原因で、現職ではやりがいをもって業務できないが、今転職すべきなのかを迷っている…」といった相談に対しても、適切なアドバイスがもらえるでしょう。求人情報を収集したいだけの場合でも無料で利用できます。
【参考記事】転職エージェントおすすめ比較ランキング!人気エージェントの選び方を年代・職種別に一覧で解説
おすすめの転職エージェント1:リクルートエージェント
- 転職成功実績は45万人以上
- リクルートエージェントにしかない独占非公開求人が多数
- 幅広い業界・職種の求人を保有
リクルートエージェントは業界最多クラスで求人数が魅力的な総合型転職エージェントです。ベンチャー企業から大手企業まで、さまざまな業種の求人を取り扱っています。
非公開求人も多数保有しているため、リクルートエージェントにしかない求人にも応募できます。
おすすめの転職エージェント2:マイナビエージェント
- 転職から入社手続きまでトータルサポート
- 大手からベンチャーまで幅広い求人を保有
- 各業界に特化したキャリアアドバイザーがサポート
マイナビエージェントは転職経験のない人にもおすすめの転職エージェントです。
キャリアアドバイザーが面談をしたうえで適性に合う求人を紹介してくれるため、自分の強みを活かせる企業が見つかるでしょう。
おすすめの転職エージェント3:ビズリーチ
- 自分でキャリアアドバイザーを選べる
- 3人に2人が年収アップに成功
- 自分のペースで転職活動を進められる
ビズリーチはレジュメ登録をするだけで企業からスカウトが届く転職サービスで、自分の市場価値を客観的に判断できます。
また、サポートしてもらいたい担当者を選べるのもビズリーチの魅力の1つです。
退職代行に相談する
会社を辞めたい従業員に代わって退職手続きを行ってくれる、退職代行サービスの利用を検討してみても良いかもしれません。上司のハラスメントが理由で退職したい場合、その事実を退職代行サービスに伝えることはあっても、上司をはじめ、職場の誰にも退職意思を伝えることなく、退職手続きを進められるのが魅力です。
逆にあなたが間接的にその事実を伝えたい場合は「私が退職を決意したのは上司の〇〇さんの態度が原因です」と退職代行サービスを経由して伝達することも可能です。引き継ぎ期間を設けず、面倒な書類手続きは一任して即日に退職できるため、精神的なストレスから解放されます。
サイト名 | 特徴 | 料金 | 公式リンク | 料金 / 公式 |
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【関連記事】退職代行サービスおすすめランキング11選|料金・口コミをもとに選び方を徹底解説
おすすめの退職代行サービス1:退職代行Jobs
運営会社 | 株式会社アレス |
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利用料金 | 27,000円+労働組合費2,000円 |
対応時間 | 24時間いつでも相談可能 |
支払い方法 | 銀行振込、クレジットカード、現金翌月払い、コンビニ決済 |
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【関連記事】退職代行Jobsの評判・メリット・デメリットは?口コミや使い方も紹介
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【関連記事】退職代行ガーディアンの評判は?メリット・デメリットを口コミとともに解説
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退職代行OITOMAは、株式会社5coreが運営している弁護士監修の退職代行サービスです。
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また、提携先の行政書士事務所で、残業代の計算書作成やハラスメントに対する慰謝料請求など、労働問題のサポートを受けることも可能です。
24時間365日LINEで無料相談を受け付けているので、まずは退職に関する悩みを相談してみてください。
【関連記事】退職代行オイトマの評判を口コミとともに解説!どんな人が利用すべきサービスか
【まとめ】上司に嫌われたと感じて業務が手につかない場合、まずは自己分析から
この記事では「上司に嫌われているかもしれない」と不安を抱える方に向けて、アンケートをもとに「上司が嫌いだと感じる部下」に対して上司が取る具体的な行動や、関係を改善する方法について詳しく解説しました。
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上司からあなたに対して上記のアクションが見られる場合は、以前よりもあなたへの期待値が低下した可能性があります。
上司の37%が部下を「苦手だ」と感じるというアンケート結果にも現れていますが、問題の多くは意図的な嫌がらせではなく、コミュニケーションギャップによるものです。
「上司に嫌われたら終わり」と諦めずに、これまでの行動や態度を振り返り、何が問題だったのかを客観的に判断しましょう。思い当たるものがあれば改善しながら、根気よく上司とコミュニケーションを取り続けてみてください。
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仕事へのプロ意識が高い上司ほど、部下が労働者としての義務を果たさず、権利ばかりを主張するとネガティブな印象を抱きます。
一方で、上司からのハラスメントが明らかな場合、メンターや人事、上級管理職や総合労働相談コーナーなどの第三者へ早めに相談してください。最悪の場合は転職を選択肢として考えるとよいでしょう。
上司との関係が改善に向かい、職場で受けるストレスが軽減でき、あなたがより良いパフォーマンスを発揮できるように祈っています。