【20代向け】仕事を辞めたいけど次がない場合の対処法5選

「仕事を辞めたいけど、どうすればいいかわからない」
「次を決めないまま仕事を辞めるのが不安」

20代で仕事を辞めたいと感じたとき、次を決めずに退職するか、転職先を決めてから退職するか悩んでしまうでしょう。

一般的には「次の仕事を決めずに退職するのはリスクが高い」と考えられていますが、20代であれば転職先を決めずに辞めても大きな問題にはなりません。

本記事では、仕事を辞めたいけど次がない場合の対処法について解説します。転職・退職を検討している20代の方は、ぜひ参考にしてください。

20代で仕事を辞めたいけど次がない場合の対処法5選

20代で仕事を辞めたいけど次がない場合の対処法は、以下のとおりです。

• 仕事を辞めたい理由を整理する
• 信頼できる上司・同僚に相談する
• 思い切って休職する
• 転職活動してみる
• キャリアプラン・目標を決める

20代で仕事を辞めたいと感じているけれど、次の仕事が見つからないという悩みを抱える方は少なくありません。

このような状況でどのように対処すれば良いのか、具体的な方法・考え方を解説します。

仕事を辞めたい理由を整理する

まずは、仕事を辞めたい理由を整理してみましょう。具体的な理由を特定すれば、転職の目的がはっきりします。

その中でも、20代で仕事を辞めたいと感じる主な理由は、以下があげられます。

• 職場の人間関係がうまくいかない
• 業務内容が自分に合わない
• 給与・待遇に不満がある
• 仕事のプレッシャーやストレスが大きい
• キャリアアップの見込みがない

以上のように理由を明確にすると、あなたのキャリアプランや必要としていることがみえてきます。

ただし、一時的な感情で辞めてしまうと、また同じような状況に直面する可能性が高くなります。

そのため、辞めたい原因を突き止め、仕事を辞めても後悔しないか検討してみましょう。

信頼できる上司・同僚に相談する

仕事を辞めたいと感じているとき、信頼できる上司・同僚に相談するのも有効な方法です。

上司・同僚は同じ職場の環境や文化を理解しているため、具体的かつ現実的なアドバイスを提供してくれる可能性があります。

また、相談相手が同じような経験をしている場合、その経験から学んだことや対処法を共有してくれるかもしれません。

ただし、相談相手の選び方には注意が必要です。中には相談内容を社内に言いふらしてしまう方もいるため、信頼できる人物を慎重に選びましょう。

思い切って休職する

仕事を辞めたいと感じている際は、思い切って休職するのもひとつの手段です。仕事から離れれば、原因となるストレス・問題から一時的に距離を置き、心身をリフレッシュさせられます。

しっかりと休息の時間を確保できれば、冷静に自分の状況や今後のキャリアについて考える余裕が生まれます。

仕事を辞めたいけど次がない20代の方は、まずは会社の休職制度・有給を利用して、連休を取るのを検討してみましょう。

転職活動してみる

転職サイトなどを利用して求人を見るだけでも、今後のキャリアプランを考える良い機会になります。

まずは情報収集を始めてどんなスキル・経験が求められているのかを把握し、自分の市場価値を確認しましょう。

転職活動を本格的に始めるときは、事前の情報収集が役立ち、スムーズに活動を進められるはずです。

また、他社の求人を見て比較すれば、現職の会社の良さに気づく場合もあります。その場合、転職を踏みとどまる判断ができるかもしれません。

現職に残るにしても、転職するにしても、転職活動を通じて自分のキャリアについて深く考える時間を持つのが大切です。

退職代行Jobsでは退職後の転職までサポートしているので、「仕事辞めたいけど次がない…」とお困りの方は一度以下のボタンから無料相談を試してみてください。 

キャリアプラン・目標を決める

具体的なキャリアプラン・目標を設定すると、転職の選択肢を絞れるため、次を決めていなくても転職活動をスムーズに進められるでしょう。

たとえば、「次の1年で〇〇スキルを身につける」「3年以内に〇〇職に就く」といった短期的な目標を立てることが大切です。

さらに、「5年後にはマネジメントポジションに就く」「10年後には独立して起業する」といった長期的な目標も設定しておくと良いでしょう。

こうした具体的な目標があると、20代で仕事を辞めた後も、すぐに転職先が見つけられる可能性が高まります。

次の仕事が決まっていなくても辞めて問題ない理由

20代で次の仕事を決めずに現在の仕事を辞めることは、実はそれほど珍しくありません。

株式会社リクルートが実施した「就業者の転職や価値観等に関する実態調査2022」によると、転職活動をした20代の約45%が「前の勤務先を退職した後に現在の勤務先が決まった」と回答しています。

引用：就業者の転職や価値観等に関する実態調査2022｜株式会社リクルート

 

以上のデータからもわかるように、多くの若い世代が先に退職してから次の仕事を見つけるという方法を取っているのです。

さらに、20代は求人が豊富で転職に有利な時期でもあります。企業は若手のポテンシャルを重視しており、柔軟な働き方や新しいスキルを学ぶ意欲が評価されやすい傾向にあります。

そのため、20代で次の仕事が決まっていなくても、今の仕事を辞めても問題はないといえるでしょう。

20代で次の仕事を決めずに辞めるデメリット

20代で次の仕事を決めずに辞めるデメリットは、以下のとおりです。

• 転職に支障が出る可能性がある
• 収入が途絶える
• 転職を妥協して選ぶ可能性がある

20代で仕事を辞めたいと考える人も多いですが、次の仕事を決めずに辞めるのは、デメリットもあります。今後の転職活動に支障が出る可能性があるため、慎重に考えましょう。

ここでは、次の仕事が決まっていない状態で退職するデメリットについて詳しく解説します。

転職に支障が出る可能性がある

次の仕事を決めずに辞めてしまうと、無職の期間が生まれ、履歴書に空白期間ができてしまいます。

面接では、空白期間について質問されるケースが多く、理由を明確に答えられないと「就労の意欲が低いのではないか」という懸念を抱かれる可能性があります。

継続して働く意思が弱い人材は、雇用しても時間や金銭的コストが無駄になってしまうため、採用される可能性は低くなるでしょう。

空白期間について質問をされたときは、「スキルアップのために勉強していた」「家族の事情で休養していた」など、面接官が納得する説明ができるようにしておきましょう。

収入が途絶える

仕事を辞めてしまうと、次の仕事が決まるまで収入がなくなるため、貯金を崩して生活しなければなりません。

転職活動が長引くと、貯金がどんどん減ってしまい、経済的な不安が増してしまう可能性があります。

この不安がストレスとなり、転職活動に集中できなくなる場合も考えられます。とくに、家賃・ローンなどの固定費がある場合は、収入の途絶えが生活の質に大きな影響を与えるでしょう。

そのため、次の仕事が決まる前に退職する場合は、経済的な準備が重要です。また、失業保険の受給資格についても確認し、適切な手続きを取りましょう。

転職先を妥協して選ぶ可能性がある

貯金が減ったり、自分に自信がなくなったりすると精神的に負担がかかりやすくなります。このような状況に陥ると、転職活動に焦りが生じ、本来の転職の目的を見失ってしまうでしょう。

その結果、自分の希望・条件に合わない転職先を選んでしまう場合があります。

安易に転職先を決めてしまうと、仕事内容・職場環境・待遇が自分の希望と合わず、ミスマッチが発生する可能性が高くなります。

場合によっては、新しい職場に長く留まれず、短期離職を繰り返してしまうことになりかねません。

20代で転職活動をする際は、自分にとって本当に満足できる職場を見つけるために、時間をかけてじっくりと進めましょう。

次が決まっていないまま仕事を辞めた後にやるべきこと

20代で次がないまま仕事を辞めた後にやるべきことは、以下のとおりです。

• 国民年金の免除申請をする
• 失業給付金の手続きをする
• 国民健康保険に切り替える

20代で次の仕事が決まっていないまま仕事を辞める決断をした場合、その後の行動が非常に重要です。

無計画に過ごしてしまうと、転職活動が長引き、経済的な不安が増すかもしれません。

ここでは、次の仕事が決まっていない状態で退職した後にやるべきことを具体的に解説します。

国民年金の免除申請をする

会社員として働いている間は、厚生年金が給料から自動的に引かれているため、年金の支払いについてあまり意識することはないかもしれません。

しかし、仕事を辞めると、自分で国民年金を支払う必要があります。

収入が途絶えた状態で国民年金を支払うのは経済的に厳しい場合もあるでしょう。そんなときは、役所で手続きをすると、国民年金の一時的な免除を受けられます。

この免除制度を利用することで、当面の生活費を確保しやすくなります。

ただし、免除期間中は将来的にもらえる年金額が減少する点に注意しましょう。経済的な負担を軽減しつつ、将来の生活設計の影響を踏まえて、しっかりと計画を立てることが大切です。

失業給付金の手続きをする

仕事を辞めたときに経済的な支援を受けるためには、失業保険の手続きを検討しましょう。失業保険は、地域のハローワークで申請すると国から給付金がもらえる制度です。

まず、失業保険の給付条件を確認してみてください。一般的な条件は以下のとおりです。

• 過去2年間に雇用保険に加入していた期間が通算で12ヵ月以上ある
• 自己都合退職の場合は3ヵ月の給付制限期間がある
• 求職活動を積極的に実施している

自分が以上の条件に当てはまるかどうかを事前に調べておく必要があります。条件を満たしている場合は、ハローワークで失業給付金の申請をおこないましょう。

申請が認められると、一定期間中、生活費を補うための給付金が支給されます。仕事を辞めたときにお金に困らないように、国の制度をしっかりと活用することが大切です。

失業保険の給付金を受けとれば、次の仕事を見つけるまでの間、安心して転職活動に専念できるでしょう。

国民健康保険の切り替えをおこなう

会社を退職すると、それまで加入していた健康保険が使えなくなるため、国民健康保険に加入しなければなりません。

保険証を持たずに医療機関を受診すると、医療費が全額自己負担となるので、早めの手続きが必要です。

国民健康保険への切り替えには、退職証明書や健康保険資格喪失証明書などの書類が必要なため、退職した会社に発行を依頼しましょう。

また、配偶者が働いている場合、配偶者の扶養に入るという選択肢もあります。扶養に入ると、保険料の負担が軽減される場合があります。

いずれの場合でも、保険の切り替えをスムーズにおこなうと、医療費の負担を避け、安心して次のステップに進められるでしょう。

20代は次の仕事が決まっていなくても仕事を辞めてOK

20代で次の仕事が決まっていない状態で仕事を辞めるのは不安が伴いますが、必ずしも悪い選択ではありません。

とくに、「現在の仕事が自分のキャリアに合わない」「心身に負担をかけている」など、辞めたい理由が明確であれば、一度立ち止まって考える時間を持つのも重要です。

また、仕事を辞める前には信頼できる上司・同僚に相談するのをおすすめします。休職などの選択肢も検討し、自分にとって最善の方法を見つけましょう。

辞めた後は、失業給付金の申請や国民年金・健康保険の手続きをしっかりおこない、経済的な基盤の確保が必要です。

また、次のキャリアプランを具体的に考え、目標を設定すると、前向きに新しい仕事を探せるでしょう。

20代はまだまだ多くの可能性があり、柔軟にキャリアを築いていける時期です。焦らず、自分のペースで次のステップを見つけましょう。