顧問として「実名顔出し」したのは、恐怖や不安をなかったことにしないため

顧問として「実名顔出し」したのは、恐怖や不安をなかったことにしないため

顧問として「実名顔出し」したのは、恐怖や不安をなかったことにしないため

Jobs顧問弁護士西前です。これから少しずつ退職や退職代行について思うことを綴っていきます。

弁護士として法的な視点のほか、セラピストとして心や生き方の視点、時に一国民としてや、自分もただの悩める人間として、できるだけ地を出していけたらなぁ…と思ってます(^。^)

私は実は、まだすごく怖いです。弁護士という肩書つけて前に出るとかしゃべるのが…

私の中では、弁護士は真面目で、きっちりしていて、知識や経験が豊富で、常に理性的で最善であらなければならないと思っているからだと思います。

なのに、私は法律実務的には知識も経験も少ないし、真面目ではあるけど、いつもきっちりはしてないし、日常では感情に振り回されることも多々ある…

だから、そんな自分は弁護士と名乗って意見述べるなんてすべきじゃないし、前になんて出たもんならたたかれるんじゃないか、って恐れてるんです。

でも、そんな風に漠然とした不安におびえているとか、周りの目を気にして本当にやりたいことをしないとか、もういい加減やめたいなと思っていました。

そんな私と退職したくても悩んでいる人たちは、実は同じ悩みを持った人たちなんではないかと…

そう思って、勇気を出して、前に出て発信していくことにしました。

退職代行への思い

Jobsの成り立ちでもあるここから始めてみます(^.^)

退職代行の顧問になってくれないか?というお話頂いた時、ものすごい悩みました。

だって、ネット上では業者による退職代行は違法という記事もある。弁護士しかできない「法律事務を取扱う」業務を、業者が行うと非弁行為として違法という意見です。

違法な行為に手を貸した弁護士は、業務停止や懲戒免職になるかもしれないのです。法を担う者として当然ですし、それはひじょーーにコワイです…

違法なことならもちろん手を貸すわけにはいかないです。でも、Jobsの母体である株式会社アイリスの代表は、学生時代の私のバイト先の社長で、個人的信頼関係があります。

その彼が、「迷惑をかけるようなことは絶対にしない。気を引き締めてやる!」と断言していましたし、弱者をサポートするというアイリスの事業は応援したい。

実際に退職代行を必要としている人は後を絶たない。検討を重ねた結果、私はアイリスの事業に賛同して、退職代行Jobsの顧問を引き受けることにしました。

適正に行うことは勿論、ただ辞めるだけでなく心のサポートも怠らない退職代行なら、みんなが生き良い社会を実現していくという私が本当にしたかったことに繋がる、それが私の退職代行Jobsへの思いです。

退職代行ってどうなん!?

正直な話、最初は、辞めますって自分で言えない人の代わりに会社辞めますって言ってあげるサービスってどうなん…? って思ったりもしました。

というのは、自分で言えないほど落ち込んでる人を、
ただ辞めることだけ手伝って終わりとしたら、

その後、所属や収入がなくなったことでさらに悩むことになりはしないかとか、

人に対する不安を抱えたまま次の職場に行って、また人間関係の悩みを繰り返すことになりはしないかと想像したからです。

同時に、自分も精神的に相当落ちた経験があるだけに、その時は伝える勇気や行動力はおろか、生きることが精一杯になっていることがあるのもよくわかって、

そんな時は、ものすごいストレスになっている会社を辞めるという行為を、人に手伝ってもらって、まずはツライ状態から脱するのは、全然ありだとも思えた。

辞めるということ自体に罪悪感とかを抱えている場合は、所定の代金を支払って、顔も合わせないですむ業者に頼むのは、かなり心理的負担が低くてすむに違いない。
そう考えると、退職代行は、やはり社会に必要とされているからうまれているし、辞めるだけでなく心のサポートもあれば、むしろ会社を辞めたことを転機にだってできる!

意外な人も辞めたいと言えず悩んでいた…

退職代行を利用したい人の話を聞いてみたいと思って、友人にそんな人知らないかと連絡してみたところ、なんとまさにそのパートナーが、そうだった!!

そのパートナーは、私も何度か会っていて、海外に何年も住んでたり、音楽活動をしていて、私にはかなり自分の意見を表現できる人に見えていたから、すごいびっくりした。

普段楽しい彼が、ツライ職場を辞めさせてもらえず、精神的にどんどん落ちてきて、目も合わせなくなってきている…とツラさは明らかに彼女にも伝染していた。

一人目で速攻見つかったこともビックリだったけど、(私から見たら)そんなに悩むことなく自分で辞めると言えそうだと思えていた彼が、そんな状態になっていたのには、本当に驚いた。

彼に退職代行のことを話すと、その存在についてはまだ知らず、そんなんあったら5万円なんて安い!って言ってました。

話を聞くと、辞めると言ったけど脅されたり、次の人が決まってからだと言って辞めさせてくれないとのこと。

ますます退職代行が今の社会にどれだけ必要とされているかを目の当たりにした出来事でした。

私が退職代行の顧問を引き受ける決心をする過程には、こんな必然のような偶然がいくつも重なっていて、私に話がきたのもご縁、協力したい気持ちがさらに強くなった。

退職代行が増える背景に社会問題!

こうして調べているうちに、日本が抱える大きい社会問題も深刻にみえてきた。退職代行の需要が伸びている現実がそれを物語っている。

  • 賃金に見合わない労働量
  • 有給をとりづらい職場
  • 意見も言えない職場
  • パワハラ上司の暴言
  • 毎日のような残業…

意見を出し合い改善していけば効率良くなる業務も、意見なんて出せないし、誰も変えようとしないから、非効率と思ってもしなければならない…

辞めるにしても、辞めること自体が良しとされなかったり、逃げととられたり、不安を掻き立てられたり… 深刻な人手不足も相まって、引き止めや脅しも横行している。

随分前に弁護士を辞めた私は、社会全体や労働問題という視点からは離れて、セラピストとして個人的な心理やあり方にばかり関心をよせていました。

個人のレベルでは、年々着実に「自分らしく生きよう」とか「好きなことをしていこう」という方向に進んでいて、幸せの価値観や求める生き方が随分変わってきました。

でも会社というレベルになると、多数の集合体ですし、日々動いている業務量や規模が大きくて、方向転換や軌道修正が容易ではないのでしょう。

だから、個人の求める働き方と企業側の従来どおりの働かせ方との間のギャップが、年々大きくなってきているのかもしれません。

一人で決めれる個人でさえ、変化するときには覚悟や勇気が必要でなかなか踏み切れないのだから、大きな組織になればなるほど、体質改善が困難なのだろう。

そこを変えていくには、誰かが言い出しっぺになって、そして実行に移していく行動力と勇気が必要。

でも、「辞めます」や「有給とります」とさえ言えない職場ということは、「業務を改善しましょう!」なんて言う人もなかなか出ないだろう…

原因は、企業側にも労働者側にもあると思いますが、とにかく退職代行が大流行りする社会は早々になんとかしないと、今日本の一労働者あたりの生産性は他の先進国に比べすごく低くなっているとデータが示しています。

日本の人々がもってる能力も技術も、最高レベルに高いハズやのに!!!
勤勉で、感性豊かで、細い作業も得意で、頭が良くて、素晴らしいのに!!

人は、萎縮したり抑圧されているとき、自分を押し殺したり装ったりするので、本来の能力が出せないし、かなり生きづらい。

けれど、自分を出しても大丈夫と思えたときや、やりがいを感じ始めたとき、本来の才能が発揮され、別人のように活躍しだす人を沢山見てきました。

だから一人でも多くの人が、ツライ職場にいるのではなく、やりがいや幸せを感じる仕事に出会える社会をつくることに貢献できたら、それは私にとって幸せそのものです。

退職代行は、会社を辞めたい人をサポートすることによって、人財の流れを促進することにもなる。

企業側に「労働条件や企業体質を改善しなければ辞められてしまう…」という危機感が広まって、変化を促す役割にもなれるんじゃないか、とも思うのです。

ただ辞めるだけではない退職代行

私も、仕事を辞める経験を何度もしています。だからこそ、嫌な会社を辞めること自体は自分の可能性をもっと広げるチャンスになるから、辞めたらいいと心底思ってます。

でも同時に、目標もなくただ心が折れた状態で辞めた場合、その後思うようにいかなかった時に、後悔や苦しみとしてぶり返してくることがあるのも体験してきました。

その体験から、自分の求める生き方ができるように、そうした道をたどる人達が少しでも楽に人生の舵をとるサポートができるようにと、心や精神の学びを続けてきました。

自由や好きを生きる道を歩み始めたら、不安や引き戻しにあってくじけそうになる時もある…

だから、ただ辞めることだけを推し進めていくような退職代行事業なら参加したくない。

私達に出会ったからには、退職を人生のステージアップのチャンスにするぞという意欲が湧く!そんな退職代行なら、私も自分の能力を活かして応援していきたい。

Jobsのスタッフとはこのあたりの想いも一致していて、まだ現状が追いついていませんが、今後カウンセラーやコーチとの提携など構想しています(^ ^)

まずはWebセミナーを提供したり、日々の発信から、気持ちを切り替えたり好きを仕事にしていくための情報を提供していきますので、自分らしい生き方を歩むサポートになれば嬉しいです。

顧問弁護士として姿出して声を上げる勇気

こんな風に、退職代行の顧問をすることも、弁護士として表に出ることも、私にとっては実は恐怖なことです。

でもそれを超える、みなが生きやすい社会の実現に貢献するという私の夢を叶える可能性への挑戦でもあったから、勇気を出してみることにしました。

リスクを感じることはしない方が無難やし、表に立つようなことはしない方が安全に見える。出る杭は打たれるということわざが頭をよぎる…

でもそうしてリスクやチャレンジは避けて、無難に暮らしていても、いつかは本当にしたいことに向き合わされる日がくるんやなぁ〜と実感しています。

それが魂の声ってやつだと思っています。避けれるだけ避けてみるのもいいけど、きっといつか、本当の自分を生きないことが一番ツラいというのが、わかってくる。

そう自分にも言い聞かせ、恐怖に直面しながらも、みなが生きやすい社会を描く私と一緒に、あなたも何かにチャレンジしてみませんか?