心の仕組みと二種類の心 ~心の仕組みや働きを知ると生きやすくなる!~

心の仕組みと二種類の心 ~心の仕組みや働きを知ると生きやすくなる!~

心の仕組みと二種類の心 ~心の仕組みや働きを知ると生きやすくなる!~

人には、大きく分けて二種類の心があります。

その二つの心の仕組みや働きを知っておくと、人間関係や自分の状態に困難が生じた時に、理解が生まれます

確かに、心の力は強いので、知っただけで直ちに自分の反応や行動がすぐに変えれるわけではなかったりするので、これがもどかしく辛く感じるところではありますが、

知らないで、自分の心に振り回されて、感情に任せた言動を繰り返してしまったり、人のことを嫌に思ったり憎んだりしてしまうよりは、心の仕組みや働きを知って、自分や人の行動がある程度理解できた方が、もちろんどんどん生きやすくなります。

すぐには変えられない言動も、理解が伴うと、少しずつ変えていくことができます。

ハッッッ!!!とした気づきを得た場合には、その瞬間から、自分の考えや言動が変わるということも起きます

自分の中の常識が変わる瞬間ですね(^o^)

心とは何か?

心の種類の前に、まずはそもそも「心」って何?という話が必要ですね。

「心」っていう言葉はみんな知っているし、みんな人間には「心」っていうものがあることは知っている。

でもじゃあ「心」って何ですか?と聞かれたら、答えられる人は少ないのではないでしょうか。

心とは、「人が生きてきた軌跡の全ての記録・記憶であり、精神的存在である人間が自分の肉体を動かすための仕組み・回路」です。

例えばサッカーが好きで練習に励んでいる人がいた時、

その人には、過去にサッカーをやっていた時の、ボールを蹴った時やシュートをきめた時の快感、外の空気を感じながらプレーする喜び、仲間とチームワークを育んだひと時などの記憶が沢山心として蓄積されています。

そして、それらの記憶をもとに、もっと練習すれば今度はこうできるんじゃないか、とかチームの仲間とこうすれば連携が高まるな、という風に心が判断して行動しているのです。

心とは、過去に自分が体験したことが全て、映像・匂い・触感・音・味・感情などの知覚をもって記録されているメモリのようなものです。

そして人は、その記録・記憶に基づいて、じゃあこうしよう・ああ言おうと判断して、行動しているのです。

人間の心は、スーパーコンピュータ並みの性能を備えていて、過去の記録は全て収納されているようですよ。

でも、様々な原因で、過去の記憶は遮断されたり、アクセスできなくなったりするので、忘れた・覚えていない、ということが起こります

しかしこれも、今アクセスできなくなっているだけで、記録はきちんと残っているので、それを取り戻す可能性は常にあるのですね。

友達と遊園地でジェットコースターに乗ったことなんて忘れてたけど、何かの拍子に思い出した瞬間、

ジェットコースターが急降下する時の、フワッと内臓が持ち上がるような感覚や風をきる感じやみんなのキャーっていうや乗り物のゴーーっていうがリアルに自分の中で再生される時とかありますよね。

二種類の心

心の定義がわかった次に、知って欲しいのが、心には二種類あるということです。

ここ重要。

心は一個と思っていたら理解できなかったことが、
この二種類あるとわかったら、いろんなことが理解納得できるからです。

一つは、分析的で理性的な心です。分析心とよびましょう。

もう一つは、反応的で不合理な心です。反応心とよびましょう。

人の心が、分析的で理性的な心だけの場合、非常〜〜に生きやすいです。
人はとても有能に判断行動し、他の人ともいつも円満に過ごせるでしょう(^.^)

これは、何の色付けもない、過去に起きたことの正確な記録を、理性的に分析して、判断や行動できる心ですから。

元気で調子が良い時やご機嫌な時は、人はこの分析心で動いています。

分析心をもとに判断して行動すると、人は常に最良を考えて最適な行動をとろうとします。

あぁなんて理想的なんでしょう…

しかし、これを見事に阻んでいるのが、もう一つの心、反応心です。

反応心とは、人が無意識的な状態に陥った時に、分析心のヒューズが飛んで、代わりに作動する補助装置のようなものです。

本来は、動物として敵に襲われて怪我を負ったりした時に、とにもかくにも肉体を動かして、何とか生き延びるための装置です。

ショックのあまり無意識的な状態になり、超高性能コンピュータである理性的な分析心はシャットダウンしてしまうんですねー。

でもその間でも、体を動かし生きれるように、反応心が記録と判断を始め流のですが、これがまた、かなり原始的というか理性的ではない荒っぽい心なんです…

何と言っても、分析心がシャットダウンされるほどのショックを受けた時の記憶・記録なので、基本的に恐怖や不安や痛みの情報が満載です。

例えば、
熱湯をこぼして足に火傷を負ってしまった時の記録
親に怒られて殴られた時の記録
手術を受けている最中の記録
などです。

そして、この反応心のやっかいなところは、

①記録が一緒くたになってしまっていることと
②刺激–反応の仕組みで、条件反射的に出てしまうことです。

危機的状態の時に、原始的な心の反応心が働くこと自体は、火事場のくそ力を発揮するためにも、悪いことでもなんでもないのですが、

この反応心のやっかいさは、次にお話しする「再刺激」を受けた時に関わってきます。

反応心の再刺激

ひどい痛みやショックを受けた時に、超高性能コンピュータのような大事な分析的な心がシャットダウンすることは、大切な人の心を守るための仕組みとしては必要だったのでしょう。

厄介なのは、反応心は再刺激されると、刺激–反応の仕組みで、そこには危険がないのに、再び不合理な行動をとってしまうことです。

例えば、父親にひどく怒られて、殴られて強いショックを受けた時に、分析心が止まって反応心がその時の体験を記録したとしましょう。

その体験自体は過去として過ぎ去るだけです。

しかし、反応心に記録されたその時の体験と近い知覚を体験した時、人は再刺激を受けて、今度は別に危機的状況ではないのに、反応心が分析心にとってかわって不合理な行動をしてしまうようになってしまうことがあります。

例えば、父親に殴られた時に、ご飯が炊ける匂いがしていたとか、横で弟が泣いていた声とか、お母さんが大きい声をあげたとか、心臓がドキッとしたとか。

別のある時に、それらに近い匂いや声や体の感覚を感じた時、人は反応的に恐怖を覚え、相手の人が怖くなったり、逃げたくなったり、泣きたくなったりしてしまうのです。

上司の声や喋り方が、怒る父親の声や喋り方と似ていて、それが再刺激になって、必要以上にその上司が怖くて仕方ない…

そんなことも、この心の仕組みから生まれてしまいます。

問題なのは、それと同じ危険はないのに、似たような感じがしただけで、再刺激になって反応してしまうことです…

交通事故に遭った人は、以降ブレーキの音やエンジンの音だけで恐怖を感じることなどは、よく知られているかもしれませんが、日常起こるちょっとした体験でも、この再刺激の仕組みが働いていることは、結構あるのです。

私も親によく怒られていたので、今でも怒っている人がいると、ひどく胸がザワザワして、嫌な気持ちになったりします。

大事なのは、この仕組みを知らない時は、その怒っている人自体にひどい嫌悪感を感じていたことです。

でも、仕組みを知った今は、嫌な気持ちになるのは私の過去の記憶に起因しているからで、今怒っている人自体を憎む必要は全くないということが理解できることです。

知らない時は、たったその時ちょっと怒っていただけの人を、人格否定してしまいそうな程嫌に思ったりしていましたね…

確かに怒っている人は気持ちの良いものではありませんが、そこまで嫌に思う時には、だいたい自分の反応心が反応しているからなんですよね。

慣れてくると、自分の反応心が作動しているだけだ!というのが、だんだんわかってきます。

さらに仕組みを知っていると良い理由は、相手方が反応している場合もわかることです。

なんだか不合理に怒っている人とか人を責めている人を見ても、何かに再刺激を受けて反応しているのだな…とわかると、だいぶ楽です。

そこに引き込まれないで、対応することができます。

基本的には、相手の言い分には耳を傾けて、理解は示すことが大切ですが、感情的にも相手に引き込まれないことは大切です。

こちらまで感情的になっては、もう反応心同士でまともな会話はできないので、その時は「おっしゃることはわかりました。」ということで、冷静になる時間が取れるように工夫することができます。

反応したらどうする?

とまぁ、このように人は知らず知らずに、反応心に残る恐怖体験をもとに、全く別の体験談まで、すごく嫌なものに受け取ってしまって、それに反応して、怒ったり、悲しんだり、憎んだり、焦ったり・・・と色々不合理なことをしてしまうのです。

よくこんなことありませんか?

なんだかイラっとしてキツイことを言っちゃたけど、後で考えたら、なんでそこまで怒る必要があったんだろう??って不思議になるような時。

そんな時は、大抵、その瞬間は反応心がとってかわっていて、自己防衛のために自分も怒って言い返したりしていたけれど、後で分析心に戻ったら、そんな必要はなかったとわかるのですよね〜

ですので、再刺激を受けて反応してしまった時はどうしたらいいか?の当面の答えとしては、うまいこと、その場を一旦去るなどして、自分の分析心が復活するまで間をあけるのがいいと思います。

反応しているうちの言動は、ほぼ確実に人間関係をこじらせます

反応は伝播するので、反応した人に何か言われた人も反応してしまうこともよく起こります。

そうすると、反応心に乗っ取られた人同士の話は、まぁ大変なことになります…

落ち着くと、ちゃんと冷静に考えられる分析心が戻ってきますので、それまで待ちましょう。仕組みがわかると戻るのも早くなります。

気分を変える方法については、過去記事〜今ある「仕事」という言葉へのイメージを変えて、もっと仕事を楽しくする②〜もご参照くださいね♪

今日もお読み下さりありがとうございます(^.^)