スマートな「退職理由」の伝え方はコレ! ~会社を円満退職するコツを紹介~

スマートな「退職理由」の伝え方はコレ! ~会社を円満退職するコツを紹介~

スマートな「退職理由」の伝え方はコレ! ~会社を円満退職するコツを紹介~

退職したい! 出来ればすぐにでも!・・・ という気持ちは固まっていても、その気持ちを上司や会社にいざ伝えようと思っても、なかなか言い出しにくいものです。

「上司との相性が悪くてやってられない!」「長い残業時間に今にも過労死しそうだ!」「給料が安すぎて生活がやっていけない!」など、様々な理由から、会社を辞めたいと考えている人は多いのではないでしょうか。

今回は、退職理由とその理由を会社へ伝える際のトーク例を紹介しながら、会社を円満に辞めるためのテクニックをご紹介します。

退職を伝えるのって難しいですよね?

「どんな退職理由であっても、スムーズに認めてもらえるものなのか不安」「どういう伝え方をすれば、円満に退職させてもらえるのか気になる」と、悩んでいる方は多いと思います。

波風立てずに退職するためには、「本音」ではなく、「建前」で攻めることが重要です。

特に、辞めたい本当の理由が職場環境(パワハラ、長時間労働等)にある場合には、そのような理由をドストレートに伝えてしまっては上手くいくものも上手くいきません。
しっかりと「戦略」を立てて臨む必要があります。

説得力のある退職理由と伝える際のトーク例

前向きな退職理由

最も重要なことは、前向きな気持ちをしっかり伝えることです。
そして、その気持ちに裏打ちされた揺らぐことのない退職の意思をしっかり示すことです。
さらには、それは今の職場ではできない業務であり、外の世界に出なければ実現できないことだということをしっかり理解してもらわなければなりません。

そこの理解が得られなければ。「うちの会社でチャレンジすればいいじゃないか」などと、引き止めを受けることになります。

今とは明らかに異なる業界や職種へのチャレンジ、そして起業など「今の会社では実現できない」ということをしっかり伝えることができれば、説得力はグングン高まります。

「そこまでの気持ちがあるなら仕方がない」と思わせることができれば、円満退職に一歩も二歩も近づいたと言えます。

ただし、この場合に忘れてならないのは、今の会社を引き合いに出して、不平不満や批判めいたことを言ってしまっては、すべてがブチ壊しになる可能性もあるということです。
そのような「本音」はあなたの心の内に留めておくことが重要です。

とにかく、「今」ではなく「将来」に焦点を当ててトークを展開すべきです。
目指すはあくまでも円満退職ですから、「建前」を駆使して、ゴールに向けた完璧なストーリーを組み立てましょう。

トーク例

本日はお忙しい中お時間を割いていただき本当に申し訳ございません。
退職の気持ちを固めましたので、そのお話をさせていただきたくお時間を頂戴した次第でございます。
実は、私は以前から〇〇に関する業界に進みたいと考えておりました。
ところが、学生時代、就職活動をしていく過程で今の会社とめぐり逢い、その企業理念の素晴らしさや、新しいことにチャレンジする企業姿勢に感銘を受け、入社の機会をいただきました。
仕事も楽しくやりがいもあるので本当に悩みましたが、心の中ではずっと挑戦の気持ちを温めていました。
全く業界が異なることから、チャレンジの機会も限られていると感じています。
これまでお世話になったことは、心の底から感謝しておりますが、ここで培った自分の実力を新しい環境で試してみたいという思いが募りました。
正直、退職を決断するまでには、時間を要しましたが、今回の企画に区切りがついた今がベストのタイミングだと思い決断しました。
甚だ身勝手ではございますが、どうかご了承の程宜しくお願い致します。

家庭の事情(結婚、妊娠、出産、育児、介護等)

家庭の事情はある意味やむを得ないことであり、一般的には退職の理由として受け入れられやすく、円満退職の確率も高いように感じます。

とはいえ、会社からすればあなたという戦力を失うことは痛手であり、その状況をしっかり理解して、誠実な態度で臨むことが重要です。

また、会社はあなたを失いたくないからこそ、あの手この手で引き止めをしてくるかもしれません。
「時短勤務やフレックスタイムなど、家庭に負担のないように体制を整えるからもう少し頑張ってみないか」といった引き止め工作は、どの会社でもよく行われています。

結婚、妊娠、出産、育児、介護等々、色々な事情はありますが、会社には多くの同事例に対応した実績があり、その引き止めトークも巧妙です。
「そういう理由なら仕方がない」と思わせることができれば、円満退職に一歩も二歩も近づいたと言えます。

ただし、この場合に忘れてならないのは、あなたが感じていた不平不満などの「本音」は、あなたの心の内に留めて、絶対に表に出してはいけないということです。
目指すはあくまでも円満退職ですから、「建前」を駆使して、ゴールに向けた完璧なストーリーを組み立てましょう。

トーク例

本日はお忙しい中お時間を割いていただき本当に申し訳ございません。
退職の気持ちを固めましたので、そのお話をさせていただきたくお時間を頂戴した次第でございます。
急ではございますが、実は、このたび結婚することとなりました。
最初は今の仕事と家事の両立も考えましたが、嫁ぐ家が家業をしており、これまでの経験を活かして経理をやってほしいをお願いされました。
今の仕事はやりがいもあり、やっと経理部の中心選手として頑張れるところまで来ましたから、私自身もう少し頑張りたいという気持ちを持ち続けていました。
結婚の相手も十分に理解してくれていたのですが、先月義理の母になる方が倒れられたのです。幸い大事ではなかったのですが、これを機会に仕事の負担を減らしたいとの話が本人からも家族からも上がり、傍で見ている私もそう感じました。
正直、新しい家族のため、私にできることならなんでもしたいと思っています。
色々悩みましたが、中途半端になって会社にご迷惑をお掛けするのが一番よくないと思い至り、新しい家族を守ることに専念させていただきたく、退職を決断しました。
ここまで熱心にご指導していただき、一人前にしていただいて、本当にありがとうございました。
何卒ご理解の程よろしくお願い申し上げます。

健康上の理由

家庭の事情同様、健康上の理由もやむを得ない理由と言えるでしょうから、職務に耐えられない状態なら、正直にその状況を伝え、出来れば診断書も提出し、これ以上無理できないことを理解してもらいましょう。

仮に無理をすれば続けられるという状態のように思えても、体調に問題を抱えたまま無理して仕事を続けることで、取り返しのつかないことになっては意味がありません。自分の身体を最優先に考えて行動しましょう。

なお、「健康上の理由」に関しては、本当に「健康上の理由」がある場合に、その状況を過不足なく伝えたうえで、円満退職を目指すのが得策です。
「健康上の理由」ともなれば、会社、上司、同僚などが、本気で心配をします。
辞めたい一心で、あまり誇張したストーリーを作り上げると、思わぬ失敗をすることになりますので注意が必要です。

トーク例

本日はお忙しい中お時間を割いていただき本当に申し訳ございません。
退職の気持ちを固めましたので、そのお話をさせていただきたくお時間を頂戴した次第でございます。
実は、昨年来体調を崩してしまい、先日ついに掛かり付けのドクターから、勤務の継続を検討するようご指示をいただきました。
これが診断書です。
ドクターからは休養が必要と診断されており、これからの長い人生を考え、療養のため退職を決断しました。
突然のことで、本当にご迷惑をお掛けしますが、何卒ご了承いただけますようお願いいたします。

なぜ「本音」より「建前」なのか

法律上、期間の定めのない雇用契約の場合、退職の意思表示(解約の申入れ)をしてから二週間を経過することで、その雇用契約は終了します。
会社が了承するしないの問題ではなく、必ず退職することができます。

つまり、本来は退職に理由は必要ないのです。

しかし、一般的には、退職の理由を伝えたうえで、退職の話を前に進めるという段取りを踏むことが多く、退職理由に触れずに辞めることはあまり多くありません。

確かに退職には理由があるのですが、その伝え方が難しいのは、その本当の理由をストレートに言ってしまうと、結果的に会社や上司の批判につながるケースが圧倒的に多いからです。
実際問題、長時間労働、安月給、上司のパワハラやセクハラが理由で辞めたいというケースは非常に多いわけです。

「円満に会社を退職する」というゴールを見据えた場合、最優先に考えるべきは、理解してもらいやすく、説得力のある理由を、真に迫って伝えるということです。

この場合、ある程度の事実の裏付けは必要です。
すぐにウソだとバレるような理由や全部ウソのような作り話はすべきではありません。
巡り巡って、痛い目に合うのはあなたであり、社会人としてだけでなく人間としての信用を失うことにもなりかねません。

とにかく、目指すゴールは

  • できるだけ時間をかけず、円満に退職する
  • そのためには、多少のウソ(建前)も致し方なし

であることを忘れてはいけません。

スマートな「退職理由」の伝え方はコレ! ~会社を円満退職するコツを紹介~

どうすれば会社の上司に理解してもらいやすいか

退職を伝えるタイミングが大事

退職の話を切り出すタイミングをよく考えましょう。
会社や部署の繁忙期は当然避けるべきです。
可能な限り閑散期や大きなプロジェクトが一区切りしたタイミングで切り出すのがベターです。
とはいえ、一番大事なのはあなたの今後です。
周囲への迷惑は考慮しつつ、上手に立ち振る舞うことが重要です。

退職までのスケジュールには余裕をもって

法律上、期間の定めのない雇用契約の場合、退職の意思表示(解約の申入れ)をしてから二週間を経過することで、その雇用契約は終了するという点は、既に述べたとおりです。
とはいえ、ぶっちぎるように辞めてしまっては後味が悪いものです。
業務の引き継ぎも踏まえ、余裕のあるスケジュールで行動する方がよいでしょう。

退職の決心は揺るがさない

曖昧な態度を見せてしまうと説得力も半減です。
軽い気持ちや浮ついた気持ちで退職しようとしているのではないかと疑われます。
真摯な態度を貫きつつ、退職の意志は決してブラしてはいけません。

まとめ

円満退職は思った以上に難しいものです。
しっかりした理由とその理由を受け入れてもらいやすい状況を自ら上手に作っていく必要があります。
実際に退職が完了するまでには、いくつかのハードルがあります。
ゴールを見据えたしっかりしたストーリーを練り上げてから退職の話を切り出すようにしましょう。