「ブラック企業はどうやって社員を洗脳するの?」
「もしかして自分も洗脳されている?」
「洗脳を解く方法はある?」
このような疑問をお持ちの方が、いらっしゃるのではないでしょうか。
自分がブラック企業に洗脳されているのではと思っても、確信が持てなくて、どう対処すれば良いのかわからないですよね。
そこで本記事では、
- ブラック企業の洗脳の手口
- 洗脳を解く方法
- おすすめの相談先
について詳しく解説します。
ブラック企業の洗脳の手口と対処法が理解できる内容になっているので、ぜひ最後までお読みください。
この記事の目次
ブラック企業に洗脳されている人の3つの特徴
まず、ブラック企業に洗脳されている人の特徴を紹介します。
以下の3つが代表例なので、自分に当てはまっていないか確認してみてください。
- 仕事を優先するのが当然だと思っている
- 会社や上司のことばかり考えている
- すべて自分が悪いのだと感じている
それぞれを詳しく解説します。
1. 仕事を優先するのが当然だと思っている
ブラック企業に洗脳されている人は「仕事を優先するのが当然」と思い込んでいる傾向があります。企業にとって都合の良い価値観に染まっていることに、自分では気づいていません。
そのため、プライベートを犠牲にするほど残業したり、休日に仕事が入っても違和感を持たなかったりします。
「仕事をがんばるのは良いことだ」という価値観自体は問題ありません。しかし、家庭や自分の都合を無視するのは、必ずしも良い働き方とは言えないでしょう。
自分が「仕事を優先する」ことを第一に考えてしまうなら、ブラック企業に洗脳されている可能性があります。
2. 会社や上司のことばかり考えている
会社や上司のことばかり考えている人も、洗脳されていないか要注意です。
ブラック企業に洗脳されると「上司にどう思われるか」を、常に気にしてしまう傾向があります。その結果、会社以外の人と話すときでさえ、会社や上司の話ばかりしてしまいます。
休日も仕事のことが頭から離れないのであれば、それは洗脳されていることが原因かもしれません。
3. すべて自分が悪いのだと感じている
ブラック企業に洗脳されている人は「すべて自分が悪い」と自分を責める傾向があります。自分を責めてしまう原因は、上司から叱られ続けて自信を失っているためです。
自信を失うと、会社から理不尽な要求をされても「いつも会社に迷惑をかけて申し訳ないから」と、受け入れてしまいがちです。
「仕事ができない自分が会社に不満を感じるのはおかしい」などと感じているのであれば、洗脳されている可能性が高いでしょう。
ブラック企業の洗脳の手口6選
ブラック企業から身を守るためには、洗脳の手口を知ることが有効です。
代表的な洗脳の手口は、以下の6つです。
- 叱りつづけて自信を失わせる
- 長時間労働で時間を奪う
- 会社のルールは絶対だと思い込ませる
- アメとムチで感情をコントロールする
- 同調圧力を利用する
- 辞められないように不安をあおる
それぞれについて、順番に解説します。
1. 叱りつづけて自信を失わせる
ブラック企業では、上司が部下をとにかく叱りつづけるケースがよくあります。その目的は、社員に自信を失わせることです。
何をしても行動を否定することによって「自分はダメなやつだ」と思い込ませようとしてきます。
叱りつづけられると自己肯定感が下がって洗脳状態になり、上司に逆らえなくなってしまうのです。
2. 長時間労働で時間を奪う
残業や休日出勤を増やすことも、ブラック企業が洗脳する際によく使う手口です。長時間労働をさせることによって、社外の人と交流する機会がなくなります。
社外の人と話す機会を奪うことで「自分が洗脳されているのでは」といった、気づきを得る機会がなくなるでしょう。
さらに一人でじっくり考える時間を与えず、会社の価値観を一方的に刷り込んでいくのです。
3. 会社のルールは絶対だと思い込ませる
ブラック企業は、会社のルールが絶対だと思い込ませようとしてきます。
「会社のルール=社会の常識」とすることで、社員が会社のルールに疑問を持たないようにするためです。
そして会社が悪いのではなく「ルールが守れない社員が悪い」と責任転嫁をしてきます。
「自分が悪い」と刷り込まれた社員はますます自己肯定感が下がり、洗脳に抵抗できなくなってしまうでしょう。
4. アメとムチで感情をコントロールする
ブラック企業は、社員の感情をたくみにコントロールします。
いつも叱られている上司に、たまに優しい言葉をかけられると「良い上司だ」「良い会社だ」と感じやすいものです。
ブラック企業の上司はこうした心理をよく理解しており、効果を計算したうえで、努力を認めたり褒めたりすることが多くあります。
社員の様子を見ながら、意図的にアメとムチを使い分けて、感情をコントロールすることで洗脳状態にしていきます。
会社に疑問を持った時に「上司があのとき良くしてくれたしな」と考え直すようなことがあれば、それは計算された行動だったのかもしれません。
5. 同調圧力を利用する
ブラック企業は、同調圧力も利用して社員を洗脳しています。人が持つ「他の社員と違うことをしたくない」という心理を利用しているのです。
「他の社員もがんばっている」と伝えることで「他の人と同じようにできない自分が悪い」と思わせようとしてきます。
自分だけが「楽をしているのではないか」と罪悪感を与え、会社にとって扱いやすい人間にしていくのです。
6. 辞められないように不安をあおる
ブラック企業は、社員の退職を防ぐために意図的に不安をあおってきます。「会社を辞めたら自分の人生はもっと悪くなる」と思わせようとするのです。
そのために、何かにつけて「お前は他の会社ではまったく通用しない」「この会社を辞めても絶対に成功しない」と言いつづけます。
結果として社員は退職することが怖くなり、ますます洗脳から抜け出せなくなっていきます。
ブラック企業の洗脳を解く方法3選
ブラック企業の洗脳は、適切な対応により解除が可能です。
ここでは、洗脳を解く具体的な方法を3つ紹介します。
- 外部の会社や人と比較する
- 労働基準法の内容を知る
- 退職する
それぞれについて、詳しく解説します。
1. 外部の会社や人と比較する
ブラック企業の洗脳を解くには、外部の情報に触れることが有効です。
ブラック企業に時間を奪われていると、簡単ではないかもしれません。それでもがんばって、社外の人の話を聞く時間を確保してみましょう。
そして、特に友人や大学の先輩などに、相談してみることをおすすめします。
自社の話をしたり他社の情報を聞いたりすることで「自分の会社はおかしいのではないか」という部分に気づけるはずです。
こうして外部の会社や人と比べることで自社の状況が特殊だとわかり、洗脳を解くことに繋がります。
2. 労働基準法の内容を知る
洗脳を解くために、労働基準法の内容を知ることもおすすめです。労働基準法は、労働条件の最低基準を定めた法律であり、すべての会社に従う義務があります。
労働基準法で定められている事項は、例えば以下のとおりです。
-
- 残業時間は原則として「月45時間」かつ「年360時間」以内
- 特別な事情があったとしても「月100時間」かつ「年720時間」以内
- 有給休暇は年間で「5日以上」を取得させる
- 残業と深夜労働には2割5分以上の割増賃金を支払う
- 休日労働には3割5分以上の割増賃金を支払う
- 労働時間が8時間を超える場合は、1時間以上の休憩を勤務時間の途中で与える
労働基準法に従っていないのであれば、それは違法な会社です。会社のルールが違法だとはっきりすれば「従う必要はない」と気づけるでしょう。
3. 退職する
ブラック企業の洗脳を解くには、退職するのが最も確実な方法だと言えます。
なぜなら、会社にいたままでは、どうしても洗脳が解けない場合があるからです。それほどブラック企業の洗脳は強力なので、会社や上司と距離を置くことが重要になります。
ブラック企業から抜け出せれば、自然と外部の情報が入ってくるようになるので、洗脳は解けていくでしょう。
自分の人生を良くするためには、思い切った決断も必要です。本気で洗脳を解きたい方は、ブラック企業の退職を検討しましょう。
ブラック企業を辞められない時は退職代行業者への相談がおすすめ
ブラック企業の洗脳を確実に解くには退職を選択すべきですが、簡単には辞められない場合も多いでしょう。
会社を辞められないときにおすすめなのが、退職代行業者に相談することです。
退職代行業者への相談がおすすめな理由は、以下の3つです。
- 客観的な意見をもらえる
- 弁護士に頼むより安く相談・退職ができる
- 退職時に上司と顔を合わせずに済む
これらについて、順番に解説していきます。
1. 客観的な意見をもらえる
退職代行業者に相談することで、担当者から客観的な意見をもらえます。
洗脳された状態では視野が狭くなりがちなので、相談することによって自分を客観視できる場合が多いです。担当者と話をすることで、会社のおかしい部分に気づけるでしょう。
また、退職代行業者の担当者は、ブラック企業で苦労している人の気持ちに寄り添ってくれます。
優しく話を聞いてくれるので、会社で上司から否定ばかりされている人でも、自分の素直な気持ちを話しやすいでしょう。
社外の人の意見を聞くことで「会社を辞めたいという自分の意思は間違っていない」と自信を持ちやすくなります。
2. 弁護士に頼むより安く相談・退職ができる
退職代行業者なら、弁護士に頼む場合よりも費用がかからない点も魅力です。
退職代行業者であれば、一般的に3万円前後の費用で依頼できることが多いです。ただし、業者によって料金は異なるので、事前に確認することをおすすめします。
弁護士への退職代行の依頼も可能ですが、費用が高額になる傾向があります。料金は依頼する弁護士や相談内容によりますが、15万円程度が目安です。
金銭的に余裕はないけれど「弁護士が関わっている方が安心」と感じるのであれば、顧問弁護士が監修している退職代行業者を選ぶと良いでしょう。
ただし「弁護士監修」とアピールしていても、実際は弁護士が監修していない悪質な業者である可能性があります。弁護士の氏名や所属が公開されていれば信頼できるので、必ず確認するようにしてください。
また「弁護士監修」の退職代行業者でも「未払い残業代の請求」などの交渉はできないことを認識しておきましょう。
3. 退職時に上司と顔を合わせずに済む
退職代行業者を利用すれば、退職時に上司に会わなくて済むことは、大きなメリットです。
退職しようと決意しても、いざ上司と顔を合わせると、言いたいことが言えない場合が多いものです。ブラック企業に洗脳されている状態では、上司に面と向かって退職を告げることは、とても難しいでしょう。
また自分で退職を伝えることには、大きなストレスがかかります。退職代行を利用すれば、会社とのやり取りをすべて任せられるため、心理的な負担が少なくて済みます。
上司に直接退職の意思を伝えにくいのであれば、退職代行業者を利用するのがおすすめです。
おすすめの退職代行業者3選
一口に「退職代行業者」と言っても、さまざまな業者があります。
比較検討をしないで、なんとなくで選んでしまうと「お金を払ったのに退職できない」といったトラブルになりかねません。
おすすめなのは、実績のある以下の3つの業者です。
-
- 退職代行Jobs
- 弁護士法人みやび
- 退職代行ニコイチ
どういった業者なのか、それぞれ詳しく解説します。
1.退職代行Jobs
運営会社 | 株式会社アレス |
利用料金 | 27,000円+労働組合費2,000円 |
対応時間 | 24時間いつでも相談可能 |
支払い方法 | 銀行振込、クレジットカード、現金翌月払い、コンビニ決済 |
返金保証 | あり |
- 労働組合との提携で会社との交渉が可能
- 退職後の不安も相談OK!
- 24時間対応!深夜でも相談OK
- 支払い方法が複数あり安心
退職後はこれからの働き方で心配が募ることもありますよね。退職代行Jobs
また退職代行Jobsは労働組合と提携もしているため、残業の未払いや有給消化などの交渉も可能。
24時間365日対応ですので今からでも退職の相談にのってもらえます!料金もリーズナブルなためコスパ最強の退職代行です。
2.弁護士法人みやび
料金 | 55,000円 |
対応時間 | 10:00~21:00 |
クレカ決済の有無 | 無 |
返金保証の有無 | 無 |
- 即日退職に対応
- LINE、メールからの相談料は無料
- 損害賠償請求など法的な対応もお任せ
- 未払い給与、退職金などの請求は着手金無料
また、「相談したとき返事が返ってくるのが早い!」という口コミが目立ちました。今すぐ不安を解消したい人は、問い合わせてみましょう。
3. 退職代行ニコイチ
料金 | 27,000円 |
対応時間 | 7:00~23:30 |
支払い方法 | 銀行振込 クレジットカード |
返金保証 | あり |
- 創業16年の老舗
- 業界最安値の27,000円
- 退職率100%(2021年4月現在)
- 退職成功者20,000人突破
- 心理カウンセラー在籍
創業16年の老舗です。日本で一番はじめに退職代行サービスを行っており、今までに20,000人以上の退職を代行。
心理カウンセラーの方が相談に乗ってくれたりと手厚いサポートが特徴です。
対応時間が7時〜23時30分ですが、業界最安値の27,000円は魅力的です。